【カムシャフト交換】
・今回は【CA16】カムを流用しましたけど、基本的に「バルタイ」調整不要のポン付けですので、
【用意した部品】
・CA16カム(IN & EX) ・カムカバーパッキン 13270-56E00 \1,040 13270-56E10 \1,120 ・カムシャフトオイルシール 13042-16V00 \440 × 2 ・ラバープラグ 11051-58S00 \220 × 2 ・LLC、エンジンオイル、ウエス等工具は、通常の物を一通り準備します。 (特に、色々なSSTは必要ないですが、トルクレンチ(+ 10・11・13mmソケット)は必須です。)
作業手順・・・
【1.ヘッドカバーを取り、IGコイル、プラグを外します。】
・ここは、プラグ交換記事を参考に。
(プラグを抜いておかないと圧縮が抜けず、
「圧縮上死点」を出す時に、クランクプーリーを回しづらいです。)
【2.カムカバーを外します。】
・IN側のハーネスが取り外しの邪魔ですので、ブラケットから外し、
各コネクターも外してから、カムカバーを外します。
(小さなコネクターの「コの字型」ストッパーピンは、なくさないように、再度仮止めしておきます。)
・ブローバイホースがかたいときは、マイナスドライバーで均等に。
(IN側奥(クランク〜)のブローバイホースが、若干外しにくいですね。)
【3.カムカバーを剥離・再塗装します。】
・ここは、好みですので、絶対必要な作業ではありません。(笑)
・多少のオイルで汚れていたこともあり、剥離の後、軽くペーパーで磨いて、クリア塗装しました。
・剥離剤は劇薬ですので、取り扱いには注意しましょう!
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【4.クランク角センサーに、マークします。】
・センサーと、カムプーリーカバーに、マークしておきます。(3箇所)
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【5.ラジエター・シュラウドを外します。】
・電動ファン化して、シュラウド・カップリングファンがないと、作業性が良いですよね〜。
(慣れてくると、シュラウドは装着したまま、作業出来ます。)
あらかじめ「LLC」を抜いておくのを、お忘れなく。(笑)
【6.カップリングファンを外します。】
・くるくる回ってボルトが外せない場合は、
カムの六角部をモンキーで抑えて(または、クランクプーリー等を固定して)外します。
(この時に、プーリーが外れてしまわない為(ナットをなくさない為)、ナットを軽くかけておきましょう。)
【7.カムプーリーカバー(上)を外します。】
・クランク角センサーは、あらかじめ外しておきます。
・この時に、カップリングファンプーリーを若干前に出し、隙間を作らないと、カバーは外れません。
【8.1番シリンダーの圧縮上死点を合わせます。】
・クランク(27mmソケット使用)を回して(オルタネーター(22mm)等でもOK)、
IN&EXカムプーリー(カムスプロケット)のマーク(薄緑色でした)とプレートの刻印、
クランクプーリー刻印(左から2番目)と矢印ピン、の3箇所を合わせます。
・タイミングベルトに、念のため、カムプーリー(カムスプロケット)とベルトにマーキングしておきます。
・この時に、EX側1番シリンダーのカム山先端が、EXポート側に向きます。
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【9.カムプーリー(カムスプロケット)IN&EXを外します。】
・くるくる回ってスプロケを留めているボルトが外せない場合は、
カムの六角部をモンキーで抑えたり、クランクプーリーをおさえて外します。
・テンショナープーリーのナットを緩め、六角レンチを使いテンショナープーリーを動かし、
一番ベルトが緩んだところでナットを締めて、タイミングベルトをずらしておきます。
・カムプーリー(カムスプロケット)が外れたら、タイミングベルトを針金等で引っ張っておきます。
(クランクプーリーを動かせない場合(27mmのソケットがない場合)。)※ 以降、カムプーリー(カムスプロケット)とクランクプーリーの3つを、
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大きくバラバラに動かさない(回さない)こと。
【10.カムシャフトを外します。】
・ブラケットを外す順番は、画像の番号・逆順です。
・番号の逆順に、面倒ですけど、徐々に徐々にボルトを緩めていきます。
(均等に緩めないと、カムが折れる事があるらしいです。)
・また、カムを抜き出す前に、カムプーリーカバー(上)裏側の、プレートのボルトを外しておきます。
(このプレートが固定されていると、カムが抜けません。)
・ブラケットは、刻印が打ってありますので(I1〜I6、E1〜E6)、装着するときは、刻印通りに。。
(方向性アリ)
・CA16カムと見比べてみましたけど、IN側が若干違うような感じですけど、目視での違いは、
良く分かりませんでした。 (^^; (刻印の違いぐらいしか、パッと見、分かりません。)
・SRと違って、カム山が8個あります。
(整備書によると、IN側は、プライマリーとセカンダリーの作用角・中心角を変えていて、
可変吸気バルブ対応しているようです。 これも、目視では良く分かりません。)
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【11.やっちゃった!人は・・・。】
・カムプーリーカバー(上)裏のプレートを止めているボルト等を落としてしまって、
カバー(下)の中(クランクギヤの上)に落としてしまった場合・・・
(気を抜いて、初歩的なミスをやっちゃいましたヨ〜 (^^; )
・オルタネーターを止めているナットとボルトを緩めて、Vベルトを外し、
カップリングファンプーリーを外して、カバー下側のボルト4本
(8mm、右下を外すのがちょこっとツライ)を外して、隙間を作り、
長いドライバーも真っ直ぐなので役に立たず、針金の先にビニールテープを巻き、
瞬間接着剤を塗って、その針金によって、ボルトを取り出しました。
(オルタネーターのボルトには、マーキングしておきましょう。)
・このボルトを取り出すのに、2時間近く、掛かっちゃいました。 (^^;
(こういう物をつかむ物が、100円ショップで、便利な道具が売っていますね。)
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【12.オイルシールを交換し、カム(とブラケット)にオイルを塗ります。】
・オイルを塗ったら、出来るだけ早くカム装着します。
(ブラケットにオイルを塗るのは、カムをセットしてから、ブラケットを装着する直前にですね。)
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【13.カムシャフトを装着します。】
・ラバープラグを交換します。 (バルクヘッド(4番)側の、ヘッドの端。)
・カムプーリーの合いマーク(薄緑色でした)を刻印に仮合わせして、ノックピンの位置が
だいたい分かると思いますので、ノックピンの位置を参考にカムを置入れます。
・(ブラケット1番の所の)オイルシールが、ちゃんと入っているか確認します。
・ボルトを締めていく順番は、外していく時と同じです。
・緩める時と同様、番号順に、徐々に徐々に締めていき、仮締めが終わったら、
トルクレンチで(IN側0.9〜1.2kg-m、EX側0.9〜1.5kg-m)、本締めします。(強すぎず、弱すぎず。。)
※整備書・・・「仮締め後、540度(1.5回転)締める」
ボクは、
「手ルクレンチ(仮締) → トルクレンチで45度緩める → トルクレンチ(0.8kg-m)→ トルクレンチ(0.9kg-m)」
の順に、作業しました。
・カムのINとEXの違いは、EX側にはクランク角センサーのスプラインがあるので、分かると思います。
【14.カムプーリー(カムスプロケット)IN&EXを装着します。】
・くるくる回ってボルトが締まらない場合は、
カムの六角部をモンキーで抑えてボルト(1.4〜1.9kg-m)を締めます。
(ここは、ホイールナットと同じように、対角締めですね。)
【15.タイミングベルトを装着します。】
・カムをモンキーで回し、カムプーリー(カムスプロケット)の合いマークを、
プレートの刻印に合わせます。 (IN&EX共に)
クランクプーリーの刻印(左から2番目)と、矢印も合わせます。
・カムプーリー(カムスプロケット)にベルトをはめます。
・テンショナープーリーを締め込んでいって、その時の状態で刻印と合いマーク(IN&EX)、
矢印(クランク)の3箇所(クランクプーリーは、左から2番目の刻印と)が一致しているか確認します。
(慣れないうちは、一回では合わないですね。。)
・「合いマーク」が合えば、テンショナープーリーを本締め(2.2〜3.0kg-m)します。
・クランクプーリーを何回転か回して、合いマーク(3箇所)が合っているか確認します。
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【16.カムプーリーカバー(上)を装着して、クランク角センサーを装着します。】
・カップリングファンプーリーを、若干手前にして、カバーを入れ、装着します。
・クランク角センサーのスプラインに、グリスを塗って差し込みます。
・外す時に印した、マーキングの通りに合わせて、ボルト止めします。
【17.カムカバーをを装着します。】
・カムカバー裏側の中を、ウエスで綺麗にして、パッキンを淵の溝にはめこみます。
・エンジンヘッド側も、ウエスで綺麗にオイルを拭き取ります。
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【18.カップリングファンを装着し、プラグ、IGコイル、ホース、配線類を元に戻します。】
・カップリングファンが、くるくる回ってボルトが締められない場合は、
クランクプーリー(オルタネーター等)のナットをおさえます。
(このプーリーと、カムプーリーカバー(上)側のクリアランスが少ないので、
キッチり均等に締め込まないと、干渉する原因になります。)
・ここで、一度エンジンをかけてみました。 一発始動OKでした! (^^
・エンジンがかからない場合は、【3個所の合いマークが合っていない、ベルトが「一こま」ずれている、
クランク角センサーの位置がずれている】かと思いますので、再度確認する事になります。
【19.ラジエター、シュラウドを装着します。】
・LLCを入れて、エア抜きの時に、徐々にエンジン回転を上げていって、15分程ナラシをしました。
・ラジエター装着前のテスト始動は、一発でエンジンが掛かりましたけど、その時は、
昔のハイカム車の様に「ドッドッドッドッ」って感じでした。
・2回目にエンジンをかけたときは、カブった感じでなかなかエンジンがかかりませんでした。
・その後、このアイドルナラシ時は、以前より燃調が濃いくなっていました。
(アイドル時、【負圧が小さくなる(正圧に近づく) = TP値が大きくなる = 燃調が濃い方向へ】、
という事かと思います。)
・また、その後、若干濃いのですけど、やはり燃料は入るようになるみたいで、
ファーストアイドルさせる為に、K定数を12bitほど増やして、TP格子をやり直し、
燃調MAP値を大幅に減らしました。
【余談】
・タイミングベルトの寿命が残り少ないと思われる方は、
クランクプーリー等も外して、ベルト交換もついでに行うと良いと思います。
・純正とそんなに大差がないCA16カムでも、燃調等のズレが出ました。
・組上げ後、調子がイマイチでしたので、再度、一通りバラして、締め付けトルクの再確認をしました。
一通り組み直したら、調子が良くなりました。 (^^;
締め付けの順番・バランスやトルク指定は、異常なほど神経質になりましょう。(笑)
・再度組み直した時は、
カップリングファンのみを外して(ラジエター・シュラウドはそのままで)作業をしました。
経験と自信のある人は、その方が早く出来ますね。
【 純正カム 】 投稿者:108 投稿日:01/06(sat)01:58
日産部品に寄ったので、 前から気になっていた純正カムのプロフィールを調べてきました。 (単位:リフト量=mm、それ以外=度) S13 CA18DE 作動角 IN60 EX62 中心角 IN30 EX25 リフト量 IN7.8 EX8.5 オーバーラップ 9 S13 CA18DET 作動角 IN60 EX62 中心角 IN30 EX30 リフト量 IN7.8 EX8.5 オーバーラップ 4 PS13 SR20DE 作動角 IN62 EX61.5 中心角 IN27 EX30 リフト量 IN10 EX9.2 オーバーラップ 10 PS13 SR20DET 作動角 IN60 EX60 中心角 IN26 EX33 リフト量 IN9.2 EX9.2 オーバーラップ 1 という事なんですけど、SRはロッカーアームがあり、 それに対してカム山が4個で上記データのみでなんとなく納得(笑)なんですけど、 CAはHLAに対してカム山が8個あって、 プライマリーとセカンダリーが微妙に違うのですが・・・、 勉強不足なので、イマイチ???です。 (^-^;;
■ 交換直後は、ナラシ走行をしましょう。
■ そのあしで、修理屋さん等へ行ってタイミングライトを借りて、イニシャル点火時期を調整しましょう。
(十分に暖機運転をして(純正サーモスタットが開くぐらいまで)水温を上げ、
ECUのアイドル点火時期が「CA10度」・「SR15度」/規定のアイドル回転数になるように。)