【シリンダーヘッド・チューン】

 

・ヘッドチューンとは言っても、月極青空駐車場サンデーチューンで出来る範囲の
 「ポート加工、燃焼室加工、バルブ摺り合わせ、可変吸気バルブ削除」程度にとどめて、
 (加工屋さんに出さないと出来ない「バルブシート加工」等は割愛。)
 その加工ヘッドに、メタルガスケット、ハイカム、BNR32インジェクター、強化タイミングベルトを使いました。 
 (といった、ヘッド交換的な内容になっており、
  合わせて「タービン交換(T3G)」・「カム交換」の記事を読むと、作業の理解はしやすいかと思います。)

・作業はCAです。
 SRも、基本的な流れは同じかと思います(ロッカーアーム、タイミングベルト(チェーン)等は違います)けど、
 作業をするにあたっては、整備書を用意した方が良いと思います。

 


【準備した工具、パーツ】

 ・バルブスプリングコンプレッサー     ・リューター、刃(数種類)
 ・トルクレンチ(カム用、ヘッドボルト等用)、ヘキサゴンレンチ(10mm)
 ・たこ棒、バルブコンパウンド

 ・注射器、アクリル板、グリス、灯油    ・エンジンオイル、クーラント、ウエス等

 ・通常の工具一式

  ・カムは、CA16用を使いました。

  ・ヘッドガスケットは、TOMEIのメタル(1.0mm、85φ、圧縮比 8.5)ビードタイプを使いました。

  ・タイミングベルトは、パワーエンタープライズの強化タイプを使いました。  

  ・エンジンマウントは、ノーマル新品に交換しました。

 

【補記類を外します。】

・外していく部品点数が多いので、メモを取ったり、ホース類も外した後できるだけまとめておき、
 外してすぐに戻せるボルトやナット・ホース類は戻しておき、戻せない物は整理BOXを利用しました。



まずは、クーラント(LLC)を抜いて、ラジエター(シュラウド・カップリングファン・E/Gアンダーカバー)を外します。

タイミングベルトを交換しない方は、カップリングファンのみを外して作業出来ますが、
ラジエター廻りも外した方が、E/Gルーム内に入り込んで作業しやすいので、効率が良いです。



クランクプーリーのボルトを、外します。 (タイミングベルトを交換する場合のみ。)
(27mmのソケット+ロングスピンナハンドル+延長)

画像のように、延長が地面にかるようにセットし、イグニッションを「キュル・キュル・キュル」とひねっていると、そのうちに「シュルシュルシュル〜」といった感じでボルトが外れます。
(初めの方は「キュッ、キュッ、、、と、セルのパワー、足りないんじゃないの??」といった感じです。)

パワステ(パイキャス用)のプーリーを外しているところです。

「重ステ」実験クン開始です。(笑)
初めの頃、車庫入れが大変でしたけど、慣れてくるとダイレクト感がナイスです。



燃料ポンプのヒューズを外し、数回クランキングして燃圧の除去をして、
バッテリーのアースを外します。

そして、万が一不慮の事態に陥って、ヘッドを降ろすに至らない時の為に、
圧縮上死点を出しておきます。



クランクプーリーを外します。

しっかりバランス良くプーラーを掛けて、ゆっくりゆっくりと締め込んでいきましょう。
しっかり掛かっていなかったり、急いで締め込むとクランクプーリーが欠けてしまいます。

実は、急いで作業して、2箇所欠けさせちゃいました。 (^-^;;
そして、そのあと、遅かれながら上記のコツを修得しました。
[12304-35F00 ハイキャス用 \11,800]也、、高い授業料でした。。 (TT

(新品は、裏側のバランスを取る穴の数が少なくなっていました。
 だんだん製品の精度が、上がってきているんですね〜。)



ハーネス類のコネクターを外していきます。
(「コの字型」のロックピンを、なくさないように。。)

赤いカプラーでない方の水温センサー(純正水温計表示用)を外す時、
コネクターが外しにくかったので、インマニからレンチでセンサーごと外したら、
ハーネスがよれよれになり、装着時にハンダ付けする事になりました。

この時に、IJのコネクター等の識別をメモしておきました。
(1番薄朱色テープ、2番黄色テープ、3番緑色テープ、4番テープなし)


ハーネス類のコネクターが外れたところです。

AACバルブやスロットル等、ガスケットが固着して外しにくいので、プラハンで軽く叩いて外しました。

この次は、ブラケット類や(バキューム・ウォーター)ホース類を外していきます。
(この時に、オルタネーターにクーラントがかからないように、ウエス等でカバーします。)



水廻り・2次エアー関係を外します。

ボルト・ホース等、戻せるところは外した直後に、出来るだけ戻しておきます。
(外していく部品点数が多いので、なるべく分かりやすいようにする為。)

バキュームタンクからでている4本のホース(パイプ経由)は、上から・・・
 1番目・・・コレクター経由−プレッシャーレギュレター
 2番目・・・メクラ
 3番目・・・青−可変吸気アクチュエーター
 4番目・・・緑−インテークパイプ
(純正過給圧制御ソレノイドを使っていなくて、可変吸気バルブ(アクチュエーター)を外す場合、
 サージタンクからプレッシャーレギュレターに直接バキュームの配管をして、
 上記4番目のインテーク(サクション)部にメクラをすれば、バキュームタンクを外せます。)



デリバリーパイプ(IJ)を外すために、燃料周りの配管を外していきます。
ここら辺から、一つの物を外そうとすると、他のパーツを緩めないと外れない等、
バラし方が入り組んできます。

(IJを交換しない方は、可変吸気ポートに残しておきましょう。>IJ & デリバリーパイプ)


燃料関係が外れたところです。
(IJを外すときは慎重に。。(先端のカラーが割れやすいですので。) )
燃料のホースには、必ずメクラをしましょう。

そして、インマニ(コレクタータンク)に繋がっている細かいところを全て外します。



インマニ下側のボルトは、ちょっと外しにくいです。
ここは、ソケット+ユニバーサルジョイントを使います。


可変吸気ポート下側のボルトは、かなり外しにくいです。

ブロックから出ているブローバイのホース(パイプ)を外して、ソケット+ユニバーサルジョイント、メガネ、スパナ、スパナ+プライヤーを使って外しました。
(ノックセンサーを外すと、作業しやすいと思うのですが。。
 というか、ブローバイのホースを外せば、ヘッドに残しておいてもOKかと思います。 (^-^;; )

外れてビックリ! ヘッドを覗くと・・・
可変吸気バルブがない方のポート内は、新品同様綺麗なのに、バルブがあるほうは、ポート内は黒ずんでいるし、
なによりも、バルブガイドにカーボンが「てんこ盛り」です!! (下記、【ピストン(ブロック)ヘッドを綺麗にします。】参照。)



ジャッキupし、EXアウトレットを落として、オイルインレット(ブロック側)・オイルアウトレット(タービン下側)・ウォーターインレット(タービン側)・ウォーターアウトレット(ブロック側)の配管を外します。
(今回は、EXマニ(タービン)ごと、ヘッドを降ろします。)

そして、(カムを固定して)カムプーリー(スプロケット)・タイミングベルト・テンショナープーリーを外して、ベルトカバーブラケットも外します。



【ヘッドボルトを緩め、ヘッドを降ろします。】

・ヘッドボルトは、EX4番側から順番に、対角線上に内側に向かって緩めていきます。


ヘッドボルトの頭に溜まっているオイルを、綿棒を使って綺麗にしてから、
ヘキサゴンレンチ(10mm)を使います。
(ワッシャーを、落とさないようにボルトを取り出します。。)



シリンダーブロックIN側に、ヘッドに向かって出っ歯ったパイプ(ヘッドボルト穴)が出ていますので、
ヘッドを降ろすときは、上に浮かすようにしながら外します。


 

【ピストン(ブロック)ヘッドを綺麗にします。】

・スクレーパーと、エンジンコンディショナー・キャブクリーナーを使ってピストンとブロックトップのカーボン等を除去します。


ヘッド(燃焼室・ポート・バルブ)もブロック(ピストンヘッド)も、かなりのカーボン量です!
 結構な、「カーボンハイコンプエンジン」(苦笑)になっていたと思いますね〜。

シリンダー内壁は、全体的にとても綺麗な状態でしたが、
細いラインで1cmぐらいの長さの筋が、1気筒辺り3本程度入っていました。
(ピストンが、多少なりとも首を振ってガジっていたのでしょうね。。)
あと、トップ部分約1mm幅の淵、120度ぐらいの部分に、カーボンが溜まっていました。



ヘッドガスケットですけど、4番EX側のウォーターライン部が、一箇所外向きに抜けていました。
(全開でLLCが減るのは、これが原因だったんですね。。)

ポート及びバルブは、可変吸気バルブ側が最悪にカーボンてんこ盛りです。。
(可変吸気バルブがない側(INJがある側)は、新品の様に綺麗でした。)



ピストンヘッドも、「バルブリセスが機能出来るのか?」というぐらいカーボンが厚く蓄積してました。

エンジンコンディショナーを吹きながら、スクレーパーで擦りました。
(キャブクリーナーと違って「まったり」としていますので、擦ったカーボンが舞わないので有効です。)

しかし、これだけカーボンを落として、それなりの圧縮比ダウンになりましたけど、
ブースト1.30kg/cm2超[5500〜6000rpm]付近でのノッキングは消えそうですね。
(可変吸気バルブ削除も、効いてくるかと思いますが。)

そして、ガスケットとのアタリを取るため、ブロック面も綺麗にします。


・車体の作業が終わったら、パイプ類にゴミが入らないように、ウエス等を詰めておきましょう。



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