【シリンダーヘッド・チューン 2】

 

【カムを外します。】

・カムの取り外しは、カム交換記事を参考に。。
 (ヘッドボルトを外す段階で、外しておいても良いですね。)

・外したヘッドを、灯油で適当に洗浄します。


 

【HLA(ハイドロリックバルブリフター)を外します。】

・指先で、抜き取れます。
(オイルで滑って指で外れないときは、プライヤーをソフトに使って傷を入れないように取り出します。)

・抜き取ったら、順番に並べて(順番を忘れない様に、紙にメモして)、
 エンジンオイルに浸して(※逆さにむけないで、立てた状態のまま)保管しておきます。


 

【バルブを外します。】

・SSTのスプリングコンプレッサーを使って、外します。


・NISSHOU製の物を使いました。
アストロ(http://www.astro-products.co.jp)で、1万8千円程度でした。


 
・予め、レバーを縮めた時に軽く圧縮する程度まで、長さを調整しておきます。


 


・先が磁石になっているドライバーや、細い針金等でコッターピンを取り出してから、
バルブスプリングコンプレッサーを外します。
(コッターピンが1個しか外れていない状態で、コンプレッサーを外すと、
コッターピンがバルブステムを傷つける事がありますので気を付けて。)



・リテーナーを外し、バルブスプリングを外します。
バルブは、燃焼室側から抜き出します。



・HLA同様、外したら順番に並べて保管しておきます。
(コッターピンは小さいので、無くさない様に。。)



・上から順に、コッターピン、リテーナー、バルブスプリング、バルブ、です。

(スプリングは、上下方向性が有りますので、間違わないように整理して置いておきます。
ちなみに新品だと、ブルーのペイントがある方(ピッチの狭い方)が下側です。)



・左がIN側、右がEX側のバルブです。


 

 

【 150000km over → Head tune 】 投稿者:108  投稿日:07月27日(木)22時07分

タイトルの通り、走行距離15万キロ突破しました。  (^-^ v (11年弱をかけて、です。) これを記念して?!、 かねてからの「月極青空駐車場サンデーチューン」の目標である、 【ヘッド・チューン】をしようかと思います。 とは言っても、加工屋さんにお世話にならない程度の、 ライトな内容ですので、中途半端な加工になっちゃうかも、ですが。 そういった訳で、「面研・バルブシート加工」といった作業は除いて、 【ポート研磨・燃焼室加工】をメインにやっていこうかと思います。 (>爺さん 進捗状況は、どんな感じですか?) まだ、あまり実践的ではなく、構想的な話で申し訳ないのですが・・・、 ■ポート研磨  ・バリ取り、段付き修正、分岐部ナイフエッジ加工、内部拡大、EX側鏡面仕上 ■燃焼室加工  ・バリ取り、スキッシュエリア削除、容量合わせ、鏡面仕上げ ■バルブ関連  ・バルブステムガイドは残す、バルブ摺り合わせ ■その他  ・オイル口?バリ取り(残骸の処理が難しい?)、可変吸気バルブ削除  ・ノーマルより若干薄目のメタルヘッドガスケット  ・強化タイミングベルト使用、カムはCA16DE用、ついでにエンジンマウント交換 等の定番メニュー?を、考えているのですが・・・、

 

 

【 Question 】 投稿者:108  投稿日:07月27日(木)22時07分

ここで質問(CA18DETのケース)です。 Q1.  「ポート研磨」するにあたって・・・、  IN側3番シリンダー手前側に謎の穴があり、  その分ポート内の肉厚が、そこだけ他のポート内部に比べて  かなり盛り上がっていますよね。 (なんちゃって「中子穴」?)  この部分は、どれぐらいまで削っていっても大丈夫なのでしょうか?    削りすぎて、穴が開いちゃうんじゃないかと不安で一杯なんです。(汗) Q2.  (特に、NAでIN側の)ポート形状なんですが・・・、  一般的に燃焼室に近くになるにつれて、絞っていった方が、  効率が良い(ベンチュリー効果?)という風に言いますが、  ターボの場合は、どういう風に、みなさんは考えていますか?    ポートを眺めていると、削りたくなってしょうがないのです。(笑) Q3.  燃焼室の加工において・・・、  若干突き出たバルブヘッド面を、燃焼室内でのフラット化を目指して  シートカット等の加工をするかと思うのですが、  ヘッド側の加工無しでフラット化をしようとした場合・・・、  強度的な問題が出てくるかと思いますが、  バルブヘッドを、しこしこ研磨して、燃焼室内の面合わせをしよう  なんていうのは、やはり無謀な行為なんでしょうか?    バルブを見ていると、イケそうな気がしてしかたがないのです。(謎) とりあえず、今のところ質問は以上です。 (他に気づいた事などありましたら、指摘して下さい。) 特に、みなさんの「ポート形状」についての考え方の 色々な意見を聞きたいので、よろしくお願いします。

 

 

【 >108さん 】 投稿者:LAGER  投稿日:07月27日(木)22時39分

ちょっと気になったのですが・・・、 >「面研・バルブシート加工」といった作業は除いて・・・ とありましたが、15万kのエンジンOHで一番必要なところを 省略してしまうのは、どうかと思いますが? シートのあたりが悪ければ、ポートを削っても意味ないですよ ぜひ加工屋さんに相談されることをお勧めします

 

 

【 >LAGERさん 】 投稿者:108  投稿日:07月28日(金)01時22分

早速のレス、ありがとうございます。 書き漏れていましたが・・・、 今回はとりあえず新品ヘッドを用意しました。 (現在、ほぼ全バラ状態で、  これから研磨等の作業に入ろうかという段階です。) そんな訳で、「バルブ摺り合わせ」も必要ないかも、ですよね。 腰下の方も、要OHかと思いますが、 なにぶん「月極駐車場チューン」ですので、今回は見送ります。 (^-^;

 

 

【 108さん 】 投稿者:KYO  投稿日:07月28日(金)07時50分

私のエンジンも13万キロを迎え ヘッドからはオイルを醜いほど吹き、バタバタと唸りを上げています ガスケットも交換していないようなので 108さんのメニューを参考に青空チューンin公園(おぃ)を 結構しようかどーか悩んでいます^^ がんばってヘッドチューンして詳細をUPしてください 参考&励みになりますのでm(_ _)m

 

 

【 >応援 】 投稿者:しる80  投稿日:07月28日(金)09時19分

08さんがんばって!>影ながらの応援です。 自分も12万超えの車なんで予備エンジンをストックしてます。←OH挫折者(笑) はやく載せ換えなければ…。自分で載せ換えってできるのかな?

 

 

【 れ 】 投稿者:  投稿日:07月28日(金)11時01分

>タイトルの通り、走行距離15万キロ突破しました。  (^-^ v おおっ!オイラのはまだ6万キロだよでも6年位不動車だけど(爆) >そういった訳で、「面研・バルブシート加工」といった作業は除いて、 >【ポート研磨・燃焼室加工】をメインにやっていこうかと思います。 新品ヘッドだよね?でも燃焼室を加工してればきっとリューターの歯が ずれて(飛んで)面研は出すんじゃないのかな〜(笑) >(>爺さん 進捗状況は、どんな感じですか?) 一応、一機目は全て加工は終わりましたが失敗作なので2機目の製作中 です。作業状況はバルブ研磨完了、IN側のポート研磨完了です。 今週の目標はEX側ポート研磨でできれば燃焼室加工です。 ポート研磨は段付き修正、分岐部ナイフエッジ加工、IN、EX側鏡面仕上 バルブ研磨は必殺サイザルで鏡状態まで仕上 シートカットして1mmバルブは沈める予定(燃焼室とツライチ)   燃焼室加工はバリ取り、スキッシュエリア加工、容量合わせ、鏡面仕上げ の予定です。 Q1.  「ポート研磨」するにあたって・・・、  IN側3番シリンダー手前側に謎の穴があり、  その分ポート内の肉厚が、そこだけ他のポート内部に比べて  かなり盛り上がっていますよね。 (なんちゃって「中子穴」?)  この部分は、どれぐらいまで削っていっても大丈夫なのでしょうか?  前回削りすぎておしゃかにしているので鏡面加工程度にしましたけど Q2.  (特に、NAでIN側の)ポート形状なんですが・・・、  一般的に燃焼室に近くになるにつれて、絞っていった方が、  効率が良い(ベンチュリー効果?)という風に言いますが、  ターボの場合は、どういう風に、みなさんは考えていますか?  ポートを眺めていると、削りたくなってしょうがないのです。(笑)  そう、削りたい病になりますね(笑)  今回はあっさりポートにしています。段取りとスムーズなポートを  目指しています。 Q3  燃焼室の加工において・・・、  若干突き出たバルブヘッド面を、燃焼室内でのフラット化を目指して  シートカット等の加工をするかと思うのですが、  ヘッド側の加工無しでフラット化をしようとした場合・・・、  強度的な問題が出てくるかと思いますが、  バルブヘッドを、しこしこ研磨して、燃焼室内の面合わせをしよう  なんていうのは、やはり無謀な行為なんでしょうか?    無謀じゃないのかな〜段ができるし・・・

 

 

【 新品なのねー・・・ 】 投稿者:LAGER  投稿日:07月28日(金)20時33分

新品でしたか・・的外れなレスでしたね 失礼しました ポートや燃焼室を削る時は、リングやヘッド面にガムテープを 貼っておくと傷をつけなくていいですよ (布製の厚いやつがよいです。) また私の個人的な意見ですが、スキッシュは削除しない方がいいですよ ドラッグ用などのハイブーストエンジンでしたら、有効ですが ノーマルやぽん付タービンでしたら、パンチがなくなって楽しくないです(経験的に) あとガイド削除は、悩みどころですがかなり有効です。 あとバルブSPは、結構へたりますので予算が許せば、交換をおすすめします。

 

 

【 >ヘッド関係 】 投稿者:108  投稿日:07月28日(金)21時25分

>KYOさん・しる80さん・爺さん レスありがとうございます。 現在、チューニング講座用の画像を撮りながら作業中しています &15万キロヘッドも、EX側のカムが若干不機嫌なのを除いて ←自分のせい (^-^; オイルを吹いたり等もなく、けっこう元気かと思いますので、 進捗具合は、かなりスローですが、 出来るだけ詳しい記事が書けるよう、がんばります! 研磨作業において、燃焼室廻りやバルブシートに傷を付けてしまったら、 LAGERさんや爺さんが言われるように、加工屋さんにお世話にならなくちゃ ですね。。 とりあえず慎重に作業をしようかと思っていますが、 慎重になりすぎて、中途半端仕様になりそうです。 (^-^; >爺さん 質問に対する回答、ありがとうございました。 爺さんの回答を参考に、作業を進めていこうかと思います。 (しかし、IN側のポートも、「鏡面仕上げ」しちゃうんですね。) >LAGERさん 色々とアドバイス、ありがとうございます。 面研の予定がないので、逆に2mmぐらいのヘッドガスケットを入れて、 スッキシュを削ったところで、パルサータービン(1.4kg/cm2)程度では あまりパンチが出ないでしょうか。 (構想の構想で、フルタービン装着(TO4E)というのも、ありますので、  もう少し検討したいかと思います。)

 

 

【 続 れす 】 投稿者:LAGER  投稿日:07月29日(土)23時24分

面研なしで2mmのガスケットをいれてるということは、圧縮比を 下げるわけですよね? それにスキッシュを削るわけですから、かなりローコンプに なるかと思います。 パルサータービンとの組み合わせでは、かなり低速が厳しいのでは? 以前RB26で、ノーマルの厚みのガスケットでスキッシュを削ったエンジンを 作ったことがありますが、あきらかに低速トルクが落ちました。 スキッシュ削除は、ノッキング対策には有効ですが・・・・ なにか対策が必要かと思いますよ 別に文句をつけるつもりはないのですが、参考になれば幸いです。





【ヘッドのポートを加工(研削・研磨)します。】

・ホームセンターで、1万円前後で売っているリューターを使いました。
 (回転数調整式(刃のシャフト軸[3.0mm、2.35mm]対応にしました。)

・削る前に、オイル・ウォーターライン等に、
 ガム(布)テープを張って切り粉が入らないように、
 そして、時々、掃除機で切り粉を吸い取ります。

・削っていくコツは・・・、
 一個所を集中して刃を当てるのではなく、
 時計廻りに回していって、さらっていくような感じで当てていくと、
 割合ガタガタにならない感じです。

・EX側は、ナイフエッジ加工します。

・内部にある段差をなくします。

・若干の内部口径拡大加工します。
 (バルブシート付近は控えめに、奥より手前を重視して。。)

・ガスケットをあてて、段付き修正します。


・ドリルの刃は・・・、
  金属研削用 → 金属研磨用 →
   シリコン(ラバー)研磨 → (灯油洗浄後)バフ掛け
 といった順序で使っていきます。



ガスケットを当ててみて、段付き修正します。
可変吸気ポートのヘッド側が多少の段がある程度で、他は割と綺麗です。



画像はEX側のポートで、ナイフエッジ加工の行程です。


IN側のポートは、1・3番シリンダーが一番いびつな感じです。
(段を、なるべくやわらかくするように削りました。)


仕上げについては、EX側は出来る限り鏡面に、
IN側については、混合気の液ダレ防止の意味も含めて、EXまではやりませんでした。




【燃焼室の容量を量ります。】

・容量測定には、「灯油」を使いました。


注射器の容量は「60cc」


プラグを4気筒均等に装着して、シートにグリスを塗ってバルブをセットします。


CDケースの蓋に、2箇所穴を開けて使いました。

マイ注射器では1番から・・・、
 約51.0ml 約51.5ml 約 52.0ml 約 52.0ml といった感じでした。



【燃焼室を加工(研磨)します。】

・まずは、ガスケットを使って「段付き」を観てみます。
 結構、バラつきがありますね〜。

・加工は、当サイトの諸先輩方のアドバイスを参考に、エッジをさらう(ガスケットとの段付き修正)程度にとどめて、上記の方法で一番容量の多い気筒に合わせながら研磨します。
 この際に、不要になったお古のバルブを装着して、シートリングに傷がいくのを防ぐようにしました。
(IN側バルブの外側は、ノーマルでもギリギリなので、削らないように。。)

・EX側のスキッシュエリア(フラットな方)は、
 元々まるくなっている(IN側の逆風)のを直角にした程度に、若干削りました。

 そして、一番大きい気筒の容量に合わせながら作業していき、
 結果的に、約55.5ccに揃える事になりました。







【可変吸気バルブを外します。】

・画像のナットを外して、バルブをフリーな状態にします。
 (アクチュエーターに用が無くなりましたので、作業性向上&軽量化?の為、組む前に外します。)

・バルブの小ネジは、カーボンが溜まっていて固いので、
 しっかりとドライバーを押し込んで、頭をナメないように外します。



【可変吸気のポートを加工(研削・研磨)します。】

・画像では分かりにくいですけど、ガスケットを当てて段付きになっている部分に丁度カーボンが溜まっていますので、それを目安にします。

・ポート内部は、ヘッドに比べて段差が大きいです。
 (特に、可変吸気バルブを止めているシャフトが通っている付近。
  ここは、丸円柱型の刃では削りにくいので、球形型の刃を使って削ります。)

・時々、ヘッドに仮合わせして研磨しましょう。



インマニ側は、ナイフエッジ加工します。

・他に、INJ付近の角も、落としてやりました。
・仕上げは、ヘッドIN側と同様にバフ掛けまではやらなく、シリコン(ラバー)研磨で仕上げます。

・そして、ブロックヘッド面と同じように、カーボンやガスケットのカスを綺麗にします。
(水廻りのガスケットのカスが、結構頑固にこびりついていました。)



【バルブを洗浄・摺り合わせます。】

・バルブのカーボンをリューターで落とすときは、
 くれぐれも、バルブの当たり幅を削らないよう、慎重に。。

・摺り合わせは、「バルブコンパウンド中目 → 細目」を使うと良いでしょう。

 



【バルブオイルシールを交換します。】

・ラジペンで古いシールを取り去って、
 ソケットのコマ+エクステンション+プラハンを使って、はめ込みましょう。

 



【ヘッドを組み上げます。】

・バルブやカムを組む前に、灯油で洗浄して、研削・研磨した粉を落とします。


・コッターピンをはめるコツは・・・、

 バルブを通す前に、エンジンオイルを塗った綿棒をガイドに通します。

 バルブスプリングコンプレッサーのヘッドは小さい方を使います。

 挟むと、バルブのコッターが挟まる切り欠きがあるところが見える程度に、
 予めコンプレッサーを縮めておきます。
 (圧縮しすぎると、1個目のコッターピンをはめたときに、リテーナーの奥に挟まってしまい、
  リテーナーの隙間に余裕がなくなり、2個目をはめ込む隙間がなくなりますので、
  コッターピンが完全にリテーナーに入り込まない程度がベストです。

  また、若干奥に入り込んでしまった場合は、一旦圧縮を抜くことにより、
  コッターピンが、バルブの切り欠きに収まります。
  再度圧縮しても、オイルの粘着効果で1個目はその位置をキープさせて、
  コンプレッサーの先をイジって(動かして)、2個目の隙間を作って落とし込みます。)

 そうする事により・・・、
 ピンセットでコッターピンを挟んでリテーナーの間にはめ込んで軽く揺らすと、
 上手くバルブの切り欠きに収まりやすいです。
 (オイルが、粘着の役目を果たしてくれます。)
   
 このコツが分かるまで、約1時間半の間、あれやこれや色々と試行錯誤しましたけど、  1つも組めませんでした。。。 (^-^;;  しかし、コツが分かると、1時間足らずで全部組み上げる事が出来ました。



【ヘッドチューン・3ページ目へ】