【シリンダーヘッド・チューン 3】

 

【エンジンマウントを交換します。】

・ボディがヘタっていますし、エンジンマウント高が上がるのもなんですので、
 純正品を使うことにしました。



 ・エンジンマウント運転席側(画像上右) 11210-35F11 \6500 × 1
 ・エンジンマウント助手席側(画像上左) 11220-35F11 \6500 × 1
 ・ミッションマウント   (画像 下) 11320-35F01 \3850 × 1
まず、ナットを外します。 運転席側下のナットを外すのが、ちょっと苦労しました。 (お手伝いありがとう。>じゅんsan)  運転席側上は、オイルエレメントを外すと作業しやすいです、  運転席側下は、メンバーとロアアームのナット(ボルト)を外して作業しました。  この時、若干ナットがなめ気味になってしまったので、  エクステンションをハンマーで叩き込みました。  そして、新品のナットを購入  [11258-D0101 \110]
(画像左:運転席上側、ボルト部は一箇所です。   画像右:助手席上側、遮熱板用があるので、ボルト部2箇所。) (画像左:運転席下側、ロングエクステンションの中央部右側、ロアアームのナット・ボルトを抜いて作業しています。  画像右:助手席下側、こちら側は難なく外せます。) そして、ミッションのベルハウジングにジャッキを掛けて、エンジンを浮かして交換します。
片側ナット2個の脱着と、(助手席側は、ブラケット(ボルト3個)を外しました) 補記類もないので、浮かしから交換まで、運転席側下のナットを除いて作業性は良好でした。   外してみると、助手席側がちぎれていました。。      (アイドリング中に時々「キュッキュッ」という音がして、    ヘッドを手で固定してやると音がやむような場合は、多分ちぎれているかと思います。)   見ての通り、助手席側には遮熱板があるように、EXの熱でやられてしまうのでしょうね。   そして、新品と比較すると約1cm程度縮まっていました。 しかし、駐車場が若干運転席側に傾いていて、水平ではない状態の所で作業しましたので、 ジャッキでミッションを上げると、傾いている方にエンジンが寄っていくので、 位置合わせが若干大きかったと思います。 (運転席側を初めにいれて、助手席側はブラケットごと装着しました。)   また、ミッションマウントは時間の都合で次回に作業する事にしました。   (以前、ミッションマウントのみ交換している事もありましたので。) 余談ですけど、運転席側のクルマに付いているものは、ボルトが2本しか出ていないのですけど、 購入した新品は、品番が左右違うにもかかわらず、左右同じ物です。(遮熱板のボルトが出ている。) 左右同じ物にして、コストダウンしてるんですね〜

【各所を点検しながら。。 ヘッド〜補記類を装着していきます。】

・最後に全ての箇所を点検するのは無理ですので、
 組み上げていく行程で、その都度確認していくのがベストですね。


 ■ヘッドボルト・カムブラケットの締め付けトルク

 ■クランクプーリー、カムスプロケットの合いマーク

 ■配管クランプ(ホースバンド)の本締め

 ■コネクター差込のチェック

 ■各所ボルト及びナットの本締め 等々


ヒーターホース交換等 → ヘッドを載せる → INマニ装着 → 水廻り → 燃料廻り → エアー関係 →
      カム装着 → タイミングベルト装着 → タービン付近 → エンジン始動チェック → ラジエター関係 


■ガスケット類の他に、交換が面倒なヒーターホース関係を新品に交換しました。  (ラジエターのロアとアッパーホース以外を、全て交換。)    ・ヒーターホースインレット  92400-35F00 \800 × 1 ・ヒーターホースアウトレット 92410-35F00 \2,100 × 1  (新品は、コーナーガードが追加されて巻いてありました。) ・ヒーターホース       21308-05E01 \220 × 1  ※カットして使用 ・ヒーターホース       14055-30F00 \270 × 1 ・ヒーターホース       14055-35F01 \470 × 1 ・ヒーターホース       14055-35F05 \470 × 1 ・ヒーターホース       14056-35F00 \800 × 1 ・ヒーターホース       14056-35F01 \800 × 1 ・ヒーターホース       14056-35F02 \940 × 1 ・ヒーターホース       14056-35F04 \620 × 1  ※タービンのラインを外す場合不要 ・ヒーターホース       14056-35F05 \670 × 1 ■ヘッドガスケットの表裏を間違えないように。。 (3番シリンダーIN側のブロックにあるオイル穴が、見えているかチェック。)  予め、シリンダー内壁に薄〜く、オイルを塗布しておきます。  一部、ヘッドボルト穴にオイルが溜まっていますので、綺麗に吸い出します。    ・スロットルガスケット    16175-35F70 \390  × 1 ・AACバルブガスケット   16253-D5710 \210 × 1 ・サーモスタットガスケット  11062-D5700 \230  × 1 ・インマニ可変吸気ガスケット 14035-D5710 \560  × 1 ・可変吸気ヘッドガスケット  14035-D5711 \520  × 1 ■降ろすときに、可変吸気ポートを外さなくてもいける事に気づいたので、  載せるときは、EXマニ(タービン)と可変吸気ポートを装着してから、ブロックに載せます。  (可変吸気ポート用の長いボルト2本は、上側に使用です。 (あとからINマニのブラケットを共締め用です。))    ■ヘッドを仮置きして、ちゃんとはめ込む前に、オイルライン(インレット・アウトレット)を入れます。  入れにくいオイルインレットラインは、ヘッドの4番側を少し上下させると入れやすいです。  (1・4番ピストンを、圧縮上死点にもって来ておくのも、お忘れなく。。)    ・ヘッドボルト        11056-D4200 \230  × 10 ・  〃 ワッシャー     11058-16A00 \90   × 10 ■ヘッドボルトの締め込みは・・・、 ボルトにエンジンオイルを塗って・・・、  ワッシャーは、面取りされていない面が、(ヘッド側)下側です。  そして、ヘッド内部に落としてしまわないよう、  ドライバーにワッシャーを通して、ドライバーをボルト穴に差し込んで作業します。     1・・・3kg-mで締め付ける  2・・・10.5kg-mで締め付ける  3・・・0kg-mmまで緩める  4・・・3kg-mで締め付ける  5・・・10.0〜11.0kg-mで締め付ける     (作業は、真ん中から、外側に向かっていく順番で。) ■可変吸気アクチュエーターを外したので、バキュームタンクを外します。  (純正ブーストコントローラーも、外していますので。)            可変吸気バルブシャフトを、自分の任意の位置で、ワッシャーを使って瞬間接着剤止めしました。 ■バキュームタンクを外しましたので、サクションパイプの4φホース穴のメクラ処理。    ■AACバルブ、サージタンク・INマニ内部、スロットルは、キャブクリーナーを使って綺麗にします。  (CRCキャブクリーン・ブレーキクリーナー・556・エンジンコンディショナー灯油を使って、徹底的にカーボンを落としました。   INマニ・サージタンク内部の画像は影で暗く見えますけど、スロットルと同じぐらい「ぴかぴか」になっています。)     INマニの古いガスケットを剥がすの、けっこう大変でした。 (ナイフで剥がしました。)  (スリーボンド製のガスケットリムーバーを使うと、作業しやすいとの事です。)     AACとサージのクリーンが効いて、アイドルupが好調です。 (^-^ ■サーモスタットを装着するときは、エア抜きの小さな穴が上部に来るように。。 ■IN側奥のカムカバーと、ブロックとの「ブローバイホース」を交換しました。  [11828-D4208 \440] ■ハーネスのカプラーと、INJ(BNR32)側のロックされる突起部が合わないので、  予めINJ側の突起部をカッター等で削っておきます。  (ドロッピングレジスターは、変更なしでOKです。>BNR32用INJ)      左:RB26DETT  右:CA18DET  INJのシール関係は、傷がいかないよう慎重に取り扱います。  そして、Oリング・インシュレーターを装着する際には、エンジンオイルを塗って作業します。    ・BNR32純正444ccINJ             4本 ・Oリング                  16635-78A00 \200  × 4 ・Oリング                  16618-78A00 \200  × 4 ・インシュレーター              16636-V5000 \140  × 4 ・インシュレーター(デリパイプジョイント用) 16618-10V10 \90  × 1  デリバリーとプレッシャーレギュレターのジョイント部の小さなネジですけど、  前回、レギュレター交換時の作業が、かなり手間取りましたので、  片側だけ交換していましたが、今回、2個とも交換しました。  [+ネジ] → [ヘッド8mmボルト]  動作音は、RBの方が「カタ目の音」で、CAよりも目立つ感じです。 ■HLA装着時は、ヘッドのホルダー穴にオイルを塗布。  カム装着時は、ジャーナルとシャフト軸にオイルを塗布。    ■ヘッドボルトは中央から外に向かっての処理順ですけど、  カムブラケットのボルトは、両外から内に向かっての処理順。  (カムプーリーを仮合わせして、だいたい合いマークに合うようにカムをヘッドに置いて、ブラケット装着。) ■タイミングベルトを張る前・・・、  クランクプーリー、カムプーリーを装着するときは、プレート及び矢印に位置を合わせてセット。  (むやみに、クランク・カムプーリーを回さない。 バルブ同士が干渉して曲がってしまう可能性がありますので。)  タイミングベルトは、濡らさないように取り扱います。。       1・4番ピストンを圧縮上死点にもってくる。    (クランクプーリーの左から2番目のマークに、矢印を合わせる。)    カムプーリー(カムスプロケット)IN・EX共に、後ろのプレートの合いマークに合わせます。    テンショナープーリーを一番緩い所で固定する。(ナットを締め込む)    EX側からベルトを掛けていく。    (この時、スプロケとプレートの合いマークが合いにくい場合は、     カムの六角のモンキーを掛けて、少し動かしてあげると、合わせやすいです。)    ベルトが全て掛かったら、テンショナープーリーを緩める。    テンショナープーリーを、適度に締めてみて、    カムプーリー、クランクプーリーの3箇所の合いマークが合っているか確認する。    合っていた場合、テンショナープーリーを適度に締めて、ナットを締め込み固定する。    クランクプーリーを2回転ほど回して、ベルトをなじませる。    (ここで変な音がしたら、各所再点検ですね。     また、2回転して合いマークがずれても、再度組み直しです。) ■クランクプーリー・ボルトの締め付けトルクは、14.5〜15.5kg-m。 ■クランク角センサースプラインに、グリースを塗布してから装着。 ■取り外し及び交換した主な部品です。      画像左下が、ヒーターホース関係です。  その右が、バキュームタンク(廻り)です。   タイミングベルトの上の方にあるのが、可変吸気アクチュエーターで、その左下にあるのが、過給圧制御ソレノイド、   アクチュエーターの真下にある小さい物が、プレッシャーレギュレター廻りのブラケットです。   (NISMO調整式に交換しているため、レイアウトを少し変えていたのを、再度調整しました。)   アクチュエーターの右側にあるのが、[タービン − ブロック]のウォーターライン(パイプ)で、   その(パイプ)の上右方にあるのが、[タービン − ヘッド]のウォーターライン(ヘッドのバルクヘッド側を通っている) +   [サクションパイプ − バキュームタンク]のホースです。 ■エンジンオイル交換、仮ROM・プラグ・バッテリー装着。 ■燃ポンのヒューズを抜いて、適度にクランキングしてオイルを廻し、(この時に変な音がしたら、各所再点検ですね。)  ヒューズを入れて、エンジンが掛かるかのチェック。  (燃圧調整。)  (一発始動OKでしたけど・・・、空クランキング時は、綺麗な音でしたが、   火が入った一発目は、かなり大きなHLAの音(タペット音?)がして、ちょい焦りました。) ■エンジンが正常に掛かる事が確認されたら、ラジエター廻りを装着し、LLC注入・エア抜きで、終了!  と、言いたいところですけど、  ちゃんとエンジンがかかったら、 LLCが70度を超えるのを待って(規定のアイドル回転数になってから)、  クランク角センサー(イニシャル点火時期)を合わせて、作業完了。 ■ナラシ → セッティング



【余談】

・スペアの新品ヘッドを加工しながら、載せ替えを行いましたが、
 休日とお天気の都合で、着手してから動き出すまで約1ヶ月かかりましたので、
 途中でタイヤの路面設置位置(上下)を入れ替えました。

・今回載せたヘッドの「バルブ洗浄・摺り合わせ」と、「バルブオイルシール交換」作業は、
 (ヘッド一式が)新品の為、割愛しました。

・エアーツールがある方は、オイル口のバリ取り・R加工も有効ですね。
 (4番側だけは、エアツールがなくても、切り粉の処理が簡単に出来ます。)

・アルミパテ等に使い慣れている方は、
 可変吸気バルブを外すときに、シャフトも抜いてしまってパテ埋めすると良いかと思います。

・ヘッドEX側4番の横にある、製造工程での中子穴の残骸??
 のような、ぽっかりとした穴(空間)があるんですけど、何なんでしょうね?

・ピストン&ブロックヘッド磨き、エンジンマウント交換をしていると、
 もう、ミッションを落として、腰下も取り出してO/Hしたくなりました。(笑)

・パワトラユニットを、EXの熱から少しでも逃がしてあげるため、
 純正ブーストコントローラーを外して、ハーネスを巻いているテープを少し外して、
 ブラケット上段の取付を、上部ストラットにあるサービスホールに移設しました。 (裏側はナット止め)
     


・可変吸気ポートの、1番2番・3番4番の間を、電気ドリル等でくり貫き、
 軽量化&冷却効率推進?!を計ろうかとおもいましたけど、
 重たいINマニを支える強度に不安が出てきそうですので、やめました。(謎)

・タービンに入っているウォーターラインを外して、実験君してみました。
 オイルやLLCの温度変化はおいといて、タービン脱着の作業性が格段に向上しました。(笑)
 (画像は、メクラポイントです。)
 
  (画像左、ホースに差し込むメクラ用のボルトは、シールテープを巻いてから入れます。
   画像中、ウォーターパイプをカットして、パテで穴を埋めたのを使っています。
   画像右、ブロックのメクラボルトは、他車種用のエンジンオイルドレンボルトです。)


・ラジエターのリザーブタンクを交換しました。
     
  (K11用 21710-41B00 \3,190
   安くて小さいですし、もしかしてバキュームタンクのあった所に入るかと思い、
   マーチ用を使って実験クンしてみました。
   でも、入らなくて、変なマウント(サイドタンク方式!?)に、なっちゃってますが。。(笑) )


・EX側の装着を初め手を抜いてしまって(タービン廻りガスケット再利用等)、 (^-^;
 再度、EXマニを降ろしたり、何度もカムを組み替えたり etc. etc. と・・・、
 かえって時間と手間が掛かってしまい、反省しました。。

・吹きさらしの月極駐車場で、寒くて日照時間の短い時期に作業してましたので、
 今度作業するときは、暖かく日の長い時期を選ぼうと思いました。 (T T
 (年末から作業を開始しました。)

 


 

  ■ 交換直後は、ガソリン漏れやオイル漏れ等をこまめにチェックしましょう。

  ■ 載せ換え後、1回目のオイルとエレメントは早めに交換しましょう。

  ■ ナラシ走行は、最低でも10時間程度は行いましょう。

 

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