【ROMチューンに入る前に】
| 【電子制御エンジンについて】 |
ちょくちょく、「ROMチューン講座」は、ちょこっと難しいという意見を聞きますので、 ROMチューンに入る前の予備知識的な講座(解説)を、 チューニング初級者だけではなく、 自動車全般初級者にも、出来るだけ分かりやすいように書いてみたいと思います。 そういった趣旨の元で、話を進めていきたいと思っていますので、 分かっておられる方は、さらに「何故?」という疑問が沸くことかと思いますけど、 今回は、電子制御エンジンについてのアウトラインの理解が目的という事で、簡素に書きたいと思います。 ※ 専門用語に関しては、ある程度「Tuning 用語辞典」に載っていますので、 参考にしてみて下さい。 |
| 【談話参加者プロフィール】 |
|
| 【自動車はどの様に動くか?】 |
|
| 【エンジンはどの様に動くのか?】 |
|
|
| 【電子制御エンジン】 |
ここを見ている皆さんでしたら、一度は「エアフロ」という言葉を見かけたと思います。 エアフロとは、エンジンに入っていく空気の流量を測定するセンサーで、 このセンサーによって計測された値(空気量)に対して、 ガソリンを(インジェクターによって)供給しています。 エアフロのようなセンサー類・インジェクター(以下、INJ)等を、 ECUで制御しているのが、電子制御エンジンと言われています。 初心者くん 「ふ〜ん、そうなんだ。 今回は、簡単ですね。 僕でも理解できました。 (^_^ それじゃ、ちょっと質問! 昔のキャブ車は、どんな制御だったの?」 爺 「キャブは知らん(笑) 昔KPに乗っていた頃、ワンキャブもジェットセッテイングが出来る とか、いわれていたけど知らないので止めました(・・;)」 銀 「キャブは、亮さんが一番詳しいかな? 今も一台キャブ車を所有してますしね。」 亮 「SOLEXなどの場合、スロー(低速)・メイン(中速)・エア(高速)の 3種類のジェットで調整します。 気温や標高差等で、常にベストなセッティングが動くので難しいですね。 よほどのマニアじゃないと、13系に付ける人はいないでしょうし。(笑)」 Rism 「NAは、キャブの方がパワーが出る、っていうのはウソじゃないけど、 すでに、神話の世界の話なのかな?(笑) ただ、峠の駐車場やサーキットのパドック、たとえ道端でも、 どんなところでもセッティング変更ができる、っていう利点はある。 ジェットの番手を変えることで、エンジンに送り込む燃料の量を変えるわけ。 どっちかっていうと、エンジンが燃料を吸い込むって感じなのかな?」 nom 「そうそう、キャブはジェットで燃料の量を調整していましたよね。 Rismさんの『エンジンが燃料を吸い込む』って言うのは分かりやすい! イメージ的には空気の流れがあって、そこにガソリンを吸わせる その空気の流れの量を、スロットルで調整するという単純な工程。 昔、50ccモンキーってバイク持っていたんですけど、それもキャブで エンジン始動は、力強くキックしないと吸い込まないからか、からなかったです。」 初心者くん 「キャブは、燃料が多いか少ないかを判断して ジェットの番手ってのを決めるんですね。 じゃ、ROMチューンも基本的には同じことをやってるの?」 108 「ジェットの変更 = インジェクターの変更 ジェットの調整 = ROMチューン(燃調制御のリセッティング) という感じでしょうか。 亮さんが言われていますように、キャブのセッティングは固定的なのに対し、 インジェクターのセッティングというか、ECU制御は幅があります。 その幅の範囲であれば、気温や標高差があっても対応出来るんですね。」 |
| 【制御】 |
ROMチューンの実践に、主に関連するのは、以下の通りです。 エアフロメーター・・・・・・・・・・・・・空気流量測定 スロットルポジションセンサー・・・アクセル開度計測 スロットルバルブスイッチ・・・・・・アクセル全閉計測 水温センサー・・・・・・・・・・・・・・・・冷却水温度計測 クランク角センサー・・・・・・・・・・・・エンジン回転数及び点火時期計測 ノックセンサー・・・・・・・・・・・・・・・・ノッキング測定 O2センサー・・・・・・・・・・・・・・・・・A/F計測 車速センサー・・・・・・・・・・・・・・・・スピード計測 インジェクター・・・・・・・・・・・・・・・・ガソリン噴射装置 イグニッションコイル・・・・・・・・・・・スパークプラグ点火装置 過給圧ソレノイドバルブ・・・・・・・・ブースト制御装置 初心者くん 「いろんなセンサーがあって、コンピューターに入っているんですね。 これだけ沢山あると、全体のバランスを崩さないようにチューンしたり 調子が悪いときに、故障箇所を調べるの、大変そう。」 銀 「センサー系の不良は、一応ECUで確認は出来ますね。 ディーラーに行けば、コンサルトというセンサー系を点検する機械がありますので どうしても自分で確認出来ない場合は、ディーラーで確認するのも手ですね。 とりあえあず、 エアフロ信号が入らない場合は、アクセルを踏み込んだ時に、 マフラーから黒煙を吐いて、エンジンが全然廻ってくれませんね。」 爺 「まぁ、ディーラーに行けない人が多いと思うので、 ECUで自己診断をかけてみるのが、プライベーター向きかな。 車種によって診断の仕方が違うけど、整備書にはかいてあるよね。 詳しい方法は、各自調べてね(笑) で、出てきた場合の対処方法だけど、 配線が死んでいる場合は、大変だよね、 CAシルビアの場合ハーネスが一本物ですから、 全部引き直すか、新たに線を引くかですね。 私の場合は、前者の純正配線の中に、新しい配線を一緒にひきましたけど。 センサー自体が壊れていれば、交換ですけど。」 nom 「この辺に関しては、まだ実際にトラブルが起きていないところなので まだまだ無知ですね。 身をもって体験しないと、受験勉強と一緒で、簡単には全て頭に入りません。 バランスを崩さないようにと言うよりも、 それぞれを生かすことから、チューンは始まると思います。」 108 「そうですね。 先のコーナーでも述べられている様に、 これらのセンサー類が、全て正常に動作しているという前提で、 チューンしないとハマります。 愛車は元年式で、走行14万キロオーバーですけど、 上記部品のうち寿命を迎えたのは「IGコイル(+パワトラユニット)」で、 あとは、エアレギュレター・油圧センサーを交換したぐらいですね。 (エアフロはRBに交換していますが。) 「FCはスロポジが弱い」等の、13系には決定的な弱点はなく、 意外と、耐久性はあるのかもしれませんね。」 亮 「SRの場合、O2センサー不良での不調が多いですが、 2万円以上する部品ですから、交換には勇気が要りますね。」 |
| 【エアフローメーター】 ・・・エアクリーナー後方 |
シルビア・180sxは、Lジェトロ方式のバイパスタイプが採用されていて、 サクション抵抗が大きい(内径が小さい)事と、最大測定量が少ないことから、 RB・Z32用を流用するのが、定番となっています。 流用する際に、ROMの【VQマップ】と言われるデータを、 該当するエアフロ用に、変更する必要があります。 (その他に、【K定数】等の調整も必要です。) ※ [Tuning用語辞典]の方でも、解説していますので参考にしてみて下さい。 初心者くん 「エアフロって、エンジンに入っていく空気の量を計ってるもの だったんですね。 具体的には、どんな仕組みで計っているのですか?」 銀 「S13系に使われているエアフロは、ホットワイヤー式と言って エアフロ内の電熱線を熱して、そこを通過する空気によって冷やされる電熱線を 設定した温度にあげるために必要な電圧を計って、 それを吸入空気量としてECUに送ってます。 また、タービンより下流に設置する、押し込み方式というやり方もあります。」 nom 「空気の量を計るなんて、重さや大きさでないのでイメージ掴みにくいですね。 場所的にはエアクリーナー直後に設置されてますね、 ですから、スポンジタイプやフィルタータイプの、むき出しエアクリーナーにすると 汚れも多いみたいですね。」 108 「銀さんが説明してますけど、 例えば、エアフロの熱線温度を、常時「100度」に保つとします。 空気がエアフロを通過すると、熱線が冷え(ようとし)ます。 ここで、熱線温度が90度になったとします。(※実際には下がらない) そこで、熱線温度を100度に保つために、電圧を上げます。 エアフロを通過する空気が多いほど、熱線は冷えて温度が下がろうとします。 すると、100度に保つために必要な電圧は高くなります。 [必要電圧の増加 = 吸入空気量の増加] という風に、考えると良いと思います。」 亮 「専用クリーナーや、パーツ&ブレーキクリーナーで、 ホットワイヤー部をメンテすると、復調する場合もありますが、 その時、暑いうちにクリーナーをかけちゃうと、断線することがありますし、 エンジンをかける時も完全に乾いてないと、断線することがありますよ。」 108 「初期の某湿式フィルターは、フィルターについているオイルの量が多く、 それが原因で(タービンの吸入力が強いと、そのオイルまで吸い込んじゃって そのオイルがエアフロに付着してしまって)エアフロの不調を招くような事があり、 軽くオイルを拭き取ってから装着したりしてましたね。」 Rism 「エアフロも、消耗部品なんだって考え方でいると良いかも。 安い部品じゃ無いから、簡単に新品を買う気にはならないとこだけど ここがまともじゃないとLジェトロはなんにもできない。 選択迷うかな?」 |
| 【スロットルポジション・センサー】 ・・・サージタンク入り口付近 |
特に、Dジェトロ方式のクルマの場合、このアクセル開度を重視して、 吸入管圧力信号と合わせて「燃調・点火」制御等を行っているようですね。 初心者くん 「アクセルの踏み込み具合を、計っているんですね。 それって、どんな制御に直接かかわってるんですか?」 銀 「アクセルを開けて、急加速するときに燃料を加速増量するときにも使いますね。 他には何に使ってたっけ?」 爺 「ATの制御にも、使われているみたいです。 ただ、某雑誌とかに、これを使ってエアフロの変わりをさせるみたいな企画がありましたが HKSのVPCですら制御が難しいのに、こんなセンサー1個で出来る訳はありませんね。 86とかバカコンであれば入力が曖昧でも、ECUも曖昧ですから 制御できているのだと思いますが。 CA&SRユニットであれば、エアフロを外す=毎日セッティングと考えていいと思います。 ちょっとはなしがずれました。 (^^ゞ」 nom 「アクセル開度を送っているかによって、空燃比ってものに影響を及ぼし トルク不足などでエンストする事なんかもあるみたいですね。」 亮 「SR用だと、4,500円位でしょうか。 ヘタっている場合は、交換した方がいいかもですね。」 108 「純正以外だと、AVC−R(電気式ブーストコントローラー)なんかは、 スロットル開度により、ブーストの制御をしていたりしますね。」 |
| 【スロットルバルブスイッチ】 ・・・サージタンク入り口付近 |
オン/オフを検知して、車速センサー・ニュートラル信号と合わせて、 アイドル制御や、アクセルoff制御に使われています。 初心者くん 「アイドル制御と、アクセルオフ制御の内容って、 具体的に、どんなことをしているんですか?」 銀 「アクセルオフ時は、点火時期のコントロールを、 補正マップではなく、アイドル時用の点火時期テーブルを読みに行くので このときの点火時期は、10〜15度程度になります。 スロットルバルブスイッチがずれていると、アクセルが踏まれている時でも アクセル全閉とECUが認識し、点火時期が遅い状態になり トルクが抜けたようなフィーリングになりますね。」 爺 「この症状ってもしかしてオイラ(・・;) 実際にこれは、テスターを使って、0vか5vかをチェックした方がいいですよ。 あと、AACバルブも…」 亮 「AACバルブのトラブルも、たまに聞きますね。」 nom 「このセンサーって、MTとATで違うんですよね。 以前に、解体屋にスロットル流用のために 取りに行ったときに気が付きました。 ここからの検出は、【電圧】なんですよね。」 108 「うるおぼえですけど、先週のスロポジが0〜5v間の電圧で、 スロットルバルブスイッチは、0〜8v間で、 8vの時に全閉だったような?? ここら辺の事については、整備要領書に載っていますよね。」 |
| 【水温センサー】 ・・・ウオーターライン |
冷却水の温度から、ある程度エンジンの状態(コンディション)を判断して、 例えば水温が低いときは、ガソリンの霧化も悪いので、燃調を濃く・点火時期を早く、 水温が高いときは、点火時期を遅くしたり、ブーストを下げるなどの制御をしています。 ROMチューンでいうところの、【水温補正テーブル】というのがありますが、 イジる必要性は低いと思います。 初心者くん 「水温の変化によって、制御の違いがあるのは分かりました。 で、水温補正? 制御が入ると、クルマはどんな風になるんですか?」 亮 「水温補正は、エンジンを保護するためのもので、 センサーが動作すると点火時期が変わり、 燃料が濃くなって吹けが悪くなりますね。 平たく言うと、[高水温時 = エンジンがタレて来ている]状態ですから、 これ以上無理をさせない為の制御、とでも言いましょうか。」 Rism 「おれの冬は、普段水温低すぎて、この水温補正のテーブルで走ってる疑いがある。(笑) すっげー燃費悪いんだ。 ただ低すぎる水温は、小技でなんとでもなるから。 そういう話は、また今度の機会に…(笑)」 nom 「ROMチューンでも、この辺のマージンを知りつつセッティングしないと 車を壊す事へ直結してしまうこともあるのでしょうか? 自分が現在使っているパワーFCでも、水温の変化による補正はあるようです。」 108 「そうですね。 [水温 = インマニ内温度 = ガソリン霧化率]に直結しているでしょうし、 高水温補正なんかをヘタにイジると、エンジンによくない事にもなりかねないと思います。 そんな訳で、あまりイジる事はないと思っています。>水温補正テーブル それから、高水温は、当然エンジンに良くないですけど、 常温が低いのも良くないと思うので、その際に「水温補正テーブル」を合わせるのではなく、 根本的な解決策(常温の上昇)が、必要かと思います。」 |
| 【クランク角センサー】 ・・・ヘッド前面 |
シルビア・180sxは、クランク角センサーというより、カム角センサーですね。 (カム・プーリーから検出していますので。 (VQエンジン等〜はクランクからですね。)) これは、エンジンの回転(クランクの角度)を検出して、 エンジン回転数の測定・点火時期等の制御に使われています。 初心者くん 「なるほどー。 このセンサーで、エンジン回転数を見て、点火時期も決めていたんですね。」 銀 「CAやSRに付いているのは、クランク角では無くカム角センサーですね。 カムの回転数を検出して、ECU側でエンジン回転数に変換して、 タコメーターを駆動したり、燃料噴射や点火のタイミングを制御しますね。」 爺 「そうなんだ、カム各センサーって言うんだ! てっきりカム部分でクランクの角度を見るから、クラン角センサーと思っていました。 まっ、名前は関係ないか(笑) 実際はどうやって見ているのだろう、180度信号と1度信号の出力だよえね 数えているんだろうけど、解らんなぁ」 亮 「SR20DEは、ディストリビューターですね。」 nom 「SRの場合、B社のブローオフを付けたときなどは、 ファンネルがセンサーに触れている場合がありますので、 激しい走りで、センサーを壊さないように....。 僕のカバーは、傷つきました。」 108 「情報コーナーでもやり取りがありますように、 時々故障するケースを見かけますね。 以前にも書き込みましたけど、このクラセン(カム角から検出)だと、 タイミングベルトのずれが、検出するクランク角度に反映されてしまうので、 強化タイベルは有効かと思います。>CA そんな事から、新型のエンジンはクランクから検出するようになったんでしょうね。」 |
| 【ノックセンサー】 ・・・シリンダーブロック側面 |
ノッキングを検出して、ブーストカットや点火時期をリタード(遅く)する制御に使われています。 初心者くん 「ノッキングって良く聞くんですけど、実際具体的にはどんな感じですか? ノッキングが出るとどんな風になるんですか?? やっぱり、エンジンブローしちゃうんですか???」 亮 「低速で起きるものと、高速で起きるものがありますね。 燃焼室内の異常燃焼で、高温になりピストンやプラグが溶ける可能性が有ります。」 108 「カリカリ等、上手く表現出来ませんけど、よほどの爆音マフラーでない限り、 神経を集中していれば、エンジン音が変わるのが分かると思います。 が、体感出来にくいものもあるようですので、 いやぁな感じがしたら、即アクセルoffですね。 点火時期をモニター出来る装置があれば、 ノックセンサーにかかるノッキングであれば、点火時期がリタードされるので 表示を見ていると分かると思います。 ちなみに体感では、ボクの場合、右足から伝わってくるような気がします。 皆さんは、どんな感じでノッキングを察知しますか?」 Rism 「聞いたことないのよ。ノッキング音。 だから知らないんだな。(笑)」 nom 「チリチリチリッって音がするそうですが、最近ではマフラーの音も大きいですし なかなか、そういった音を聞き分けるのは難しいですね。」 |
| 【O2センサー】 ・・・EXアウトレット |
排気ガスからA/Fを計測して、燃調等の補正に使われています。 目的は、エミッション(排ガス)対策・エコノミー(低公害・低燃費化)にあり、 O2センサーからA/F(純正は理論A/F 14.5:1)を検出し、 低負荷域(フィードバック領域)については、理論空燃比に近づける制御をして、 NOx低減・燃費向上を狙っています。 初心者くん 「なるほど〜、このセンサーは、あまりチューニングには関係ないのかな〜? んで、このセンサーが不調になると、どんな症状がでるの?」 亮 「センサーが不良になると、 低回転の吹けが悪くなって、かぶり気味になりますね。」 爺 「純正のO2センサーは、触媒の効きっていうのかな〜 排ガス規制用に使用される為、一般に空燃費をみるって物ではありませんね。 燃料の補正ってより、触媒の効果用と思ったほうがいいですね。」 Rism 「おいらのクルマは、このセンサーを殺してます。 CPUを14ユニットに換えて、センサーの信号が変わったからというのが、 一番の原因だけどね。 O2センサーって高いから、換える気にならなかった。」 nom 「爺さんの言われている排ガス規制に関連して、直接O2センサーからではありませんが SRではエアクリーナーを交換したときに、“クーーーッ”って感じの音がしますよね。 過去にBBSでも、EGR関連紹介されていますね。」 108 「そういう訳で、純正O2センサーから信号を取るタイプのA/F計は、 補正も良くなってきている様ですけど、 目安+α(相対値計)ぐらいに見ておいた方が、良いのかもしれませんね。」 |
| 【車速センサー】 ・・・ミッション |
言わずと知れた、スピードを検出するセンサーですね。 ECU制御としては、スピードリミッターや、0km判定(アイドル制御)等を したりしています。 初心者くん 「これぐらいは、なんとなく分かりますえすいちよん!」 Rism 「S15はミッションじゃなく、デフからスピード拾ってるとか。 よく知らんけど。」 nom 「僕は、ミッション交換をしてもらうときに、初めて知りました。 >ミッションから車速検知」 |
| 【インジェクター】 ・・・インマニ |
シルビア・180sxのガソリン供給方式は、「インジェクション」方式です。 これは、INJにガソリンを送って、ECUにより開閉弁を制御する方式です。 簡素に説明すると、 INJは単なる霧吹き弁で、そこに常に一定の圧力になるようにガソリンを送り、 (プレッシャーレギュレターの役目ですね。 ※ [Tuning 用語辞典]参照) ECUで弁の開閉して、噴射量を制御しています。 ここで質問、 皆さんは上記の制御を、どんな感じにイメージしますか? よく、INJというと「550cc」という風に聞くので、 「30ccガソリンを吹きなさい」という風に、思い浮かべませんか? 噴射量に換算する事は出来ますけど、 ROMチューンをやるにあたっては、直接の制御になりますので、 INJを「何秒間、開きなさい」という制御になります。 上記に上げた「550cc」のINJは、厳密にいうと「550cc/min」でして、 1分間に「550cc」の吐出能力があるということです。 ※ 実際の1回当たりの 制御時間は、「0.002sec = 2m sec」 噴射量は、「0.018cc」 という単位のレベルです。 と、少し小難しい話になっちゃいました。 (^^; 要するに、「INJは、ECUによって時間制御されている」という事が 分かっていただけるとOKです。 ROMチューンでいう 【K定数・無効噴射時間・TP関係・加速増量・ブーストリミッター・燃調マップ】と、 盛りだくさんです。(笑) INJを交換したときは・・・、 基本的に、容量が大きくなった比率分、 【K定数・加速増量(CA)】の値を小さくして、そのINJ用の【無効噴射時間】に変更します。 初心者くん 「分かったことは、INJは時間制御という事ぐらいです。 ちょっと、あとは難しくてよく分かりましぇ〜ん。。」 Rism 「それで良いと思います。 たぶん。(笑) 他にも燃圧、INJの取り付け角度などで INJが働きやすいようにしてあげることが大切。」 亮 「NAの場合は楽ですね、どんなにイジってもK's用くらいで十分ですから。」 nom 「INJの弁は、開閉式なのですか。 イメージするに、霧吹きなどでは握る力 つまり圧力で噴射量が決まるので、それと同じ原理かと思いました。」 108 「という事で(どういう事で?(笑) ) 燃圧管理からしっかりしないと、という事ですね。」 |
| 【イグニッションコイル】 ・・・ヘッド上部 |
これを、ECU(クランク角センサー信号等を元に)制御することにより きめ細かい点火時期の調整をしています。 ダイレクトイグニッション方式でないクルマは、 カムのタイミングより、デスビから点火時期を決めています。 この時の通電時間(ドエルアングル)を、ダイレクトイグニッション方式の場合、 ECU制御でやっていますので、ROMデータを変更することにより、 点火時期だけではなく、通電時間(ドエルデューティ)も変更する事が出来ます。 初心者くん 「いまいちドエルアングルとか、理解に苦しむよ〜。」 108 「これまた、点火時期をECU制御しているって事が分かればOKです。 ところで、 PS13NAや、GTi−Rのここら辺の制御って、どうなっているんでしょう?」 亮 「SR20DEは、ディストリビューターで、 コイルは閉磁式のものが、左ストラット側に付いています。 しかし、180sxのNAは制御系がS14と共用らしく、 コイル内蔵デスビに変わっていますね。」 nom 「同じNAでも、初心者くんの乗っているCAエンジンは ダイレクトイグニッションなんですよね。 CAとSRでは、その辺も違うのですね。」 108 「余談になりますけど、 スロットルバルブON時(アイドルやアクセルoff時)は、 メインの点火MAP以外の制御になります。」 |
| 【過給圧ソレノイドバルブ】 ・・・アクチュエーター近辺 |
13系に関しては、エンジンに負担が大きいと判断された時に ブーストを下げる制御をしていますが、 14・15は、きめ細かに制御されている(出来る)ようです。 初心者くん 「ということは、ROMチューンで、ブーストup出来るという事ですよね?」 亮 「ターボは、お任せします。(笑)」 Rism 「S14は、ROMチューンでブースト制御できたんじゃないかな。 この純正ソレノイドってバカにしたもんではなくて、 一時期は、タービンがノーマルなら、これを生かしておいた方が、 ブーストの立ち上がりが早いなんて言われてたっけ。 このへんも、ブーストコントローラーを使ったことがないおいらには、 単なる耳年増な情報でしかないっす。」 nom 「ROMチューンでブースト制御が出来たとしても、 それを、きちんと維持できる環境も必要ですよね。 そんなことから、最近では強化アクチュエーターに興味津々です。」 108 「本当に余談ですけど・・・、80スープラ等、最近のマシンは 純正ECU制御でも、きめ細かくブースト制御しているようですね。 ギヤによって、制御を変えていたりしているようです。 これについては、APEXiのブーストコントローラー「AVC−R」の 機能にありますので、13系でもちょこっとだけは可能ですね。 (エンジン回転数と車速から、現在のギヤを割り出している。) エンジン回転数による制御は、それなりに可能ですが。>AVC−R」 |
| 【ROMチューン】 ・・・助手席左足側にECUがある |
いままで述べてきた事すべて、ECUに信号が入ったりして制御していますので、 例えば・・・、INJ交換をした場合等、ECUのROMデータを交換後のINJに 見合った物に変更してやらないと、正常な制御が出来なくなるので・・・、 そこでROMチューンの登場という訳ですね。 その他に、ノーマルデータは、マージンが大きかったり ブーストupに対応しきれなかったりしますので、 ライトチューン仕様や、完全ノーマル仕様でも、フィーリングを変えたい時等に データ変更(ROMチューン)します。 初心者くん 「パーツを替えた場合だけ、ROMチューンするんじゃないんですね。 それだったら、マフラー・エアクリ交換のライトチューン仕様の場合も、 ROMチューンは、絶対しないとマズいんですか?」 亮 「それは、ケースバイケースですね。 NAなら、マフラー交換くらいでは要らないでしょうね。 NAの場合は、ターボほどの体感は無いかもしれませんが、 エンジンの仕様変更ごとに書き換えするのが、理想です。」 Rism 「エアクリに関して言えば、 吸入空気が、メーカーが想定したように流れないのが問題なのね。 ノーマルROMデータは、純正エアフロセンサーで、純正エアクリBOXから空気量を 計測する、という前提に作られてる。 (そのように、センサーの信号を受け取るようにもなってる。) でも、エアクリをスポーツタイプにすると、 メーカーが考えてたような空気の流れ方をしない。 だから、空気の流れが変わったんですよ、ってCPUに教えてやる(ROM書き換え) の、必要が出てくるんだな。 (純正エアフロの特性上、Z32やRB系のエアフロは、 エアクリ形状の変更に左右されやすいが、CA・SR系のエアフロは、 ZやRB系ほど、大きくは左右されない。) ROMチューンって言葉自体、実は好きじゃ無いんだよね。 パーツが変わってクルマをちゃんと動かすためには、あたりまえのことなんだ。 身体が大きくなれば、今まで着ていた服は着られなくなる。 それと同じ。」 nom 「やはり、それぞれのパーツを最大限活かすためには必要でしょうね。>ROMチューン 人それぞれ、ステップも状況も違いますし。 純粋にパワー出したい人がほとんどかと思いますが、燃費を向上させたい人や 長く乗っていきたい人と、いろいろな理想に対応するためにも必要ですね。」 108 「Rismさんが言うように、 チューンが進んでくると、避けては通れない事なんですね。>ROMチューン (という言葉よりも【ROMセッティング】の方が、相応しい感じでしょうか。) 余談になりますけど、CA→16bitユニット化された方等は、 ECU制御によるエンジンフィール等の変化を、身にしみて分かっておられると思います。 本当に、ECU制御の木目細かさや、セッティングの重要性を再認識させられた、 チューニングでした。 CA→16bitユニット化 話は戻って・・・、今まで書いてあるように、 様々な機器があって、それをECUで制御している以上、 機器を変更したら、ECUも、変更後の機器をちゃんと動かせるように 必要最低限の、設定し直しが必要になってくる。 という事と、 ROMチューンは、エンジンの3大重要要素 [混合・圧縮・点火] = [INJ&エアフロ制御等・ブースト制御等・点火制御等] に、直接関わる制御になっていますので、 ベストなセッティングを出すも出さないのも、 そのマシンの仕様に【いかに合ったデータを作るか】、いう事なんです、ね。」 |