【ブレーキパッド交換】
・ディスクブレーキの構造は、ディスクローターをブレーキパッドで挟み込んで、その摩擦で車を減速、停止させる構造です。 その為にブレーキパッドは摩耗し、少なからずローターも摩耗しているので、ブレーキパッド交換2回に一回は、ディスクの研磨をしたいものですね。
【 用意する物 】
□十字レンチ、12-14mm・10mmメガネレンチ、マイナスドライバー
□ウォーターポンププライヤー、ラジオペンチ
□ブレーキフリュード(DOT3以上)、ブレーキパッド、ブレーキクリーナー(なくても可)
□水、ウエス(いらないタオル等)、1リッターの空きペットボトル等、金魚鉢の透明なホース10φを30cmくらい(ブリーダーホースに使用する)、サンドペーパー(800番程度)、輪止め
【 フロントのパッド交換(左右同じ手順です) 】
1. まず、ジャッキアップしてタイヤを外します。 (輪止めをお忘れなく)
2. 次に、ブレーキキャリパーの裏にある下側のボルトを取り外し(14mm)上側も緩めます。 すると、キャリパーは上にスライドするので、針金(ハンガー等をS字に曲げた物でよい)でシリンダーボディー(キャリパー)をショックのバネ等に固定しておく、
または、両方のボルトを外して、キャリパーをローターから外します。
3. キャリパーから、古いパッドを(マイナスドライバーで)取り外し、キャリパーのピストンをウォーターポンププライヤーで挟んで押し戻します。(手でも、じっくりと押え込めば戻ります。)
4. 新しいパッドの角をサンドペーパーで面取り(角を丸くする事)し、ローターも磨いておきます。
5. 新しいパッドを組み込み(※マイナスドライバーをパッドリテーナーに挟んで)、キャリパーを元通りに組みます。
6. 逆側のパッドも同様にして組みます。(キャリパーの裏側にあるボルトは回す方向に注意!)
【 リアのパッドの交換 】
(左右同じ手順ですが、サイドブレーキは降ろしておきましょう。 輪止めをお忘れなく)
1. キャリパー裏側のボルト2カ所を外して、キャリパーを外し、パッドを取り外します。
2. リアのピストンを戻すときは、ピストンの正面にある4カ所の溝のうち2つにラジオペンチを入れて時計回りに回すと、ピストンはゆっくり回りながら入っていきます。
3. フロントと同様にパッドをはめ込み、キャリパーを元通り組みます。
4. 逆側も同様に組み込みます。
【 対向ピストンキャリパー・パッドの交換 】
ノーマルキャリパーと違って、パッド交換時キャリパーを外す必要がありません。 ノーマルキャリパーの作業と違って、非常に効率が良いです(作業が楽です)。 また、リヤを作業する場合、ノーマルと違って、サイドブレーキを解除しておく必要がないのも、パンタジャッキで、片側だけ上げているような場合、安全性が高いですね。
キャリパー内のフルード量が多いので、フルード缶は、ノーマルキャリパー時よりも、量の多いものを、用意しましょう。
1. ロックピンを外す(ラジペン等)。
2. パッドを通している、棒を抜く(フロントは、マイナス、リヤは、プラスドライバーで、初期の緩みを確保する)。
3. 棒を抜くと、パッドを押さえているプレートが外れる。
4. パッドを抜き取る。
5. ブレーキクリーナーで、ピストンブーツを清掃する。。
6. ピストンを、プライヤー等で押し戻す。
7. 逆の手順で、組み込む。

【 ブレーキフリュードの交換 】
※順序としては、ブレーキのマスターシリンダーから遠いところから順番(助手席側のリア→運転席側リア→助手席側フロント→運転席側フロント)に作業するのが基本です。(特に、13系のABS無しは、リヤはマスターシリンダーからの一本が分岐していますので。)
1. では、作業に掛かりましょう。
2. リザーバータンクに新しいフリュードを注ぎ、運転席に誰かに座ってもらい、左リアのキャリパーのブリーダーに10mmのレンチを掛けてホースを繋ぎ、ブリーダーを緩めてブレーキを煽ってもらいましょう。(リザーバー中のフリュード残量に注意しながら) このとき、ブリーダーを緩めたときに声をかけながら行うといいかと思います。
3. 古いフリュードの色から新しいフリュードの色に変わったら、ブリーダーを締めて次に移動します。(右リアへ)
4. 全部のフリュードが新しいフリュードに変わったら、次はエアー抜きです。(4輪ジャッキアップしていない場合は、交換と同時にやりましょう。)
※エアー抜きは、友達との連携が物をいいます。大きな声で、「はい、踏んで〜」「踏みっぱなし〜」「OK!」等と言ってあげましょう。
※順番は同じく左リア→右リア→左フロント→右フロントです。
※絶対にリザーバータンクの中のブレーキフリュードを切らさないように!!
5. ブリーダーを締めた状態でブレーキを何回か踏んでもらい、タッチが固くなったら「はい踏みっぱなし」と声を掛け、ブリーダーを緩めます。 すると、ブリーダホースの中に泡がいっぱい入っていると思います。 運転席の人は一杯まで踏み込んだら「OK!」と声を掛けます。 そうしたら、もう一人はブリーダーを締めます。 これを、ブリーダーホースに気泡がなくなるまで続けます。
1個所作業が終わりましたら、ブレーキクリーナーで周辺を奇麗にしましょう。 ブレーキフルードは劇薬なことはもちろん、塗装が簡単に剥げてしまうので、取扱いには要注意です。
6. これを順番にマスターシリンダーに向かって行い、最後の調整でリザーバータンクにフリュードが規定量になるようにして、蓋をしてOKです。
7. タイヤを付けて、運転席に座りブレーキを2,3回煽って当たりを出しておいて下さい。 そうでないと、走り出したときに、最初の一発目のブレーキが利かないことがあり非常に危険です!
・以上で作業はおわりですが、パッドとローターがまだ馴染んでいないので、100qは慣らしをして下さい。 本来のタッチがでてきます。
・どうしても、なかなかエアが抜けきらない場合は、時間をおいて作業すると抜けやすくなります。
・文章では分かりにくい点が多いと思いますので、出来ればショップなどで一度パッドを交換してもらい、その作業をよく見て覚えてからの方がいいと思います。
※ 最後に、何度も言いますが「ブレーキは命に関わるので、念には念を入れて作業して下さい」ね!

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